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白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

弱音にまみれた本音

ひとりぼっちになって少し経ってから。

お酒を飲むか、寝るか、それくらいしかしてなかった。

ご飯をお腹に入れてないから少ないお酒でそらもう凄く酔えたし、アホほど眠れるもんだから、もう一生こうやっているのも悪くないかも とかちょっと本気で思ってた。

こうやってればそのうち迎えに来てくれるんだろうって思ってた。

 

そんな時に、あの腐れ縁の友達が飲みに誘ってくれた。

場所は沖縄料理屋さん。

泡盛を飲みながら散々アホな私の話を聞いてくれた。

 

 

 

 

 

ドラえもんの場合

ぼっち『ドラえもんがさぁいたらさぁもしもボックス出してもらうね!』

友達『でもそれで今のお前は幸せかもだけど、パラレルワールド的な自分は悲しい思いをするんじゃないの?』

ぼっち『じゃあタイムマシンだ タイムマシン乗るわ』

友達『タイムパトロールに捕まるわw』

ぼっち『なんでぇのび太ばっかりずるいやんか』

 

友達『ドラえもんも居ないし、もしもボックスもタイムマシンも存在しないの。分かる?』

 

 

 

ゲーム脳の場合

ぼっち『あれだわ、レイズ使えたらいいのになぁ』

友達『レイズを使うためには1回1000万円かかります。』

ぼっち『え 貯めるよ超貯める』

友達『汚いお金や悪事で手にしたお金はノーカンです。身売りもしちゃダメです。』

ぼっち『FXとか勉強するよ‥』

 

友達『お前は白魔道士には成れないし、この世界は蘇生魔法効かないの。錬金術も使えないからな。分かる?』

 

 

 

 

 

もっともっと、沢山くだらないたらればの話をした。飲みながらこんなたらればの話を沢山してたら、何が現実か、何が空想か、何が可能で何が不可能かこんがらがって分からなくなってくる。

でも分からなくなってきたなぁって思うタイミングで『死んじゃったんだよ、もうどうにも出来ないんだ、分かるか?』って云われ続けた。

 

 

『お前、もしかしてまだどうにかなるって思ってる節ない?』

 

って云われて初めて気付いた。はっきりと、私はその時点で(まだなんとかなる)って思ってたんだ。

 

自分がまだ現実を受け入れてないってことに気付いて、情けなくなって恥ずかしくなった。笑って誤魔化してたんだけど、次第に悲しくなってへらへら笑ってたのに涙ばっかり出た。

この日のことはすごく覚えてる。

忘れられないんだろうなぁ。これからもきっと。

自分の恥ずかしくて浅ましくてどうしようもない部分を吐き出しまくった日。

 

 

友達はとても心配だったらしい。

こいつ今だったら【死者を蘇らせる聖水(ただの水)】とか【死者と触れ合える蒼石(ただの石)】に大金ぶっこみそうだなぁと思われていたらしい。まじかよ!

 

それで気が済むならそれでもいいって思ってた。カウンセリングの一種だろう。

でもきっとお前は傷つくよ。それは駄目だ。

だからちょっときついこと沢山云った。

わざとお前の喜ぶたらればの話をいっぱいした。

全部は今は分からなくていい。でももうどうにも出来ないってことを分かれば今はいいから。って云ってくれた。

 

 

 

 

十分すぎる程言葉と叱咤と優しさをもらって、私は(かっちが死んじゃったってことを受け入れてなかった自分)とようやっとはじめましてをした。

 

情けなくてごめん。

弱くてごめん。

今でも自分がふがいない。

ぶっちゃけ、誰にも云えてないけどまだあやふやなところあるんだ。

これじゃああんなに一生懸命生きることに向き合ってたかっちと、本当の意味でちゃんと向き合えてないことになるのかなぁ。

それもごめん。ごめん。

実のところ自分のことが一番よく分からないんだ。

頑張らないとかっちが悲しむしなぁって思っても、瞬間で気持ちが萎んでいったり、

私がなればよかったのにって思っても、瞬間ででもこの役をかっちにはやらせたくないなぁって思ったり、

瞬きのスピード並みにころころ変わる自分の気持ちに自分が付いていけてない。

こんな疲れる人間だったっけなぁ。

もっと単純だったよ。日曜日のおでかけを待ち望んでる、単純な人間だった。

ずっと単純で居たかった。

 

 


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