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白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

素敵な花嫁さんに成れた日

ずっと出来なかったことがある。

 

 

かっちと私は当初、2015年の5月にグアムで挙式する予定だった。

お互いの家族と一緒に新婚旅行もしちゃおうぜ!っていうなんとも平和なプランを立てて、毎週末はプランナーさんのとこに2人でせっせこ赴いていた。

 

オーダーしていたウエディングドレスとタキシードも届き、式関連のことも宿関係のことも全部決まり、みんなのパスポートや保険関係の書類も提出して、あとはキャリー新しいの買ったり細々したことを決めて、当日を迎えるだけになってた。

 

当たり前だけど、人生で初めてのことに浮かれっぱなしの毎日だった。

よーしマカロンタワー作っちゃうぞーキャッキャ!ってなってユザワヤに粘土と絵の具の買出しに行くレベルで浮かれていた。

実際行ったしね。作ったしね。かっちにも手伝ってもらったなぁ。

 

 

 

そんなお花畑から急転直下の病気発覚。

頭開手術を取り急ぎ行わないといけなくなったので、飛行機NG。

すぐに総てをキャンセルした。

悲しくないわけない。でも生きてればまた行ける。

形を変えても結婚式は出来るし、そんなんよりかっちの方が1億倍くらい大事だ。

 

そこから約1年後。

改めて結婚式を挙げることが出来た。

新婚旅行はもっと良くなってから行こうねって云って、身内とかっちの会社のとってもお世話になってる方たちだけお誘いさせてもらって、小さな式を挙げた。

 

その時のDVDがずっと見られていなかったのだ。

 

 

 

 

映像はすぐ私たちの手元に来た。

2人で見るのもなんか照れくさいし、今度妹と妹旦那ちゃん呼んだ時に4人でみよっか!思う存分笑ってもらおうぜwwwって云ってて、でも結局それは叶わなかった。

 

 

 

一昨日の夜、テレビでやってたお笑いの番組をだらだら見ていたら妹が『おねいちゃんとかっちさんの結婚式のDVD見たいなぁ』って云い出した。

 

そういえば。実は私もかっちも見れてないんだよねーって話をしたら、もしよかったら一緒に見ないか?という流れになって、2人で見ることになった。

 

 

 

懐かしい光景が物理の映像で映し出される。

かっちは新しい抗がん剤治療が急に入ってしまって、挙式前日まで入院していなぁ。

入院すると毎日必ず病院に行っていたのだけど、挙式前日はカーテン開けたらベッドの上で一生懸命になって式のご挨拶のアンチョコを書いていた。苦手なのにね。頑張ってくれた。

 

とてもとてもささやかな小さい式だったけど、みんなから『いいお式だったね』って云ってもらえて嬉しかった。

だってあれはかっちから私へのプレゼントだったのだ。

式もグアムも家族みんなでの旅行もすごく楽しみにしてたのに、全部ごめんって何度も云われた。

だから云われる度にかっちがいればなんでもいいよって云い続けた。

それでも、かっちは、かっち的にはやっぱり思うとこがあったんだろうなぁ。

『とりあえず日本になっちゃうけど、いい?』って聞かれた。

何にも云ってないし、何にも求めてないのに。

でもきっと私がかっちで、私が男だったら、おんなじこと思うなぁって思ったから、よし!式やろう!今の私たちの結婚式やろう!ってそう思えた。

 

 

式の最後の挨拶。

かっちが入院先のベッドの上で一生懸命考えた挨拶。

画面の中の私はかっちの隣で泣いてたけど、それを見てる今の私も、やっぱり泣けた。

 

退場の曲は【1/6の夢旅人2002】(夫婦揃っての藩士なのでw)。

最高のプレゼントをありがとう。

いつも私のことを考えてくれて、ありがとう。

ちゃんと見れたよ。時間経っちゃったけど、ちゃんと見れた。

 

 

ありがとう。7ヶ月経ってまた、プレゼントもらったみたいな、そんな気持ちなの今。

 

 


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