なんだかなぁ。
なんだかなぁ である。
今日は血液検査の結果を聞きに病院に行ってきた。
結構待ったな。
お昼前になってようやっと呼ばれた。
結果から云うと、私はどうやらすこぶる(健康体)らしいのである。
かなり細かい血液検査にかけてくれたみたいで、臓器がおかしな動きしてないかとか、甲状腺とか、糖尿とか、そんなことまで教えてくれたけど。
どっこもおかしくない どころか数値で見ると健康体そのものなんだと。
そう云われた。
一応安定剤を出しとくけど、それでもアレなら心療内科に行った方が楽になるかもよ ってことをオブラート５枚くらいに重ねた優しい言葉で先生は云ってくれた。
もやもや。
釈然としない。
なんだろうこの感情。
処方箋の紙を受け取ってお会計して外に出た。
隣の薬局で薬を受け取った。
なんだか見ている地面がどんどん滲んで見えなくなってくる。
気付くと外で泣き出してしまった。
真昼間の！
商店街！
30歳の大人が！
あぁもう恥ずかしい。
横道に入ってちっさい公園でわんわん泣いた。
体調が悪いのは、体のどっかしらがおかしいからなんだって思ってた。
そう思い込んでた節があった。
なのにぺっかぺかの健康体の烙印をスポンと押され、
じゃあなんなの？
私３ヶ月、まともなご飯をちゃんと食べてきてないのに、ナトリウムとかの数値は至って標準値なんだって。
なんなの？
あんなにめまいして、ふらふらして、貧血起こしてると思ってたのに、白血球も赤血球も血小板もなんもおかしくないんだって。
じゃあなんなの？
先生に『えー…笑っちゃうくらいこれ健康な人ですね…ｗｗ』って云ったら、
『そうだね、すごく健康でどこも異常はないね…でも大切な家族を失ったんだもんね。そりゃあ食べられなくもなるよ。その状態が半年続いたらこれがどうなるかは分からないし。』って云われた。
これはなんなんだ。
そう思ったら堪えきれないなにかが弾けた気がした。
鞄から携帯を取り出して、腐れ縁友達に電話をかけた。
出なかった。引き続き泣いた。
もうこれは止まるまで止まらんなぁ。
泣くだけ泣いて速攻帰ろう って思った。
５分後くらいにコールバックがきた。
(今周りに誰も居ない)ってことと、(ちゃんと静かな場所にいるか)ってことを確認した後、話を聞いてくれた。
『お前、堪えきれなくなったら発狂するタイプじゃなくてほんとよかったなーｗｗｗ』
って笑ってた。ほんとやで。通報案件間違いなし。
その後ちょっと真面目なトーンで、
なんともなくてよかった って。
健康でよかった って。
とりあえず、もらった安定剤飲み切ってからどうすんのか考えようぜ って云われて、ちょっと話して、電話を切った。
トータルあの公園に１時間居たのかな。
やっと涙も引いてきて、しゃくりも収まってきたからそのまま家に帰った。
なんでこんなに私は健康なんだろう。
なんでかっちは健康じゃなかったんだろう。
きっととどのつまりはこうだ。
こういうバカみたいなしょうもない思考からきているんだ。
それはそれ これはこれ なのに。
色んな思考、感情がぐちゃぐちゃになって、きったない色になってる。
赤と黄色でオレンジ
青と黒で紺
赤と青で紫
そういう単体の気持ちが入り混じって、ぐちゃぐちゃになって、どろっどろになって、私の脳みそ内パレットがもうえらいこっちゃカーニバル中ですわ。
死にたくはないなぁ って前に書いた。
でも生きていたくはないなぁ とも書いた。
今はどうなってもいいかなぁ って感じだ。
どう転んでもいいかなぁ。
かっこつけしいなだけだもん。
全然前にも後ろにも動けない。
かっこわるいなぁ。
あんなかっこいいこと云ってたくせに。
ほんと、ただのかっこつけしいなだけだ。
先生から十分に休んで、心も休めて、安静にね
って云われたけど、私こんだけ休んでるよ。
こんだけ役立たずなんすけど。
ダメな奴にこれ以上ってあるのか ってくらいダメな奴だよ。
だってなんにもしてないんだもん。
健康なくせに働かないで。
健康なくせに立ち止まって。
かっちが心底欲しかったであろう健康な体なくせに。
なんで私はそれを持ってるくせに。
持ってるくせに持て余しているんだろう。
なんでこんなことまで書いてしまっているんだろう。
なんか、もっと自分はいい奴だと思ってたのになぁ。
全然違った。
ごめんね。
安定剤ってこういう時に飲むの？
お世話になったことがないからわからないけど、頓服なんだねこれ。
(不安時に１錠)
常に不安なんだけどｗｗｗ
笑えないんだけどｗｗｗ
笑うしかないっすな！ドンマイ私！！！
自分のボロボロさ加減に泣けてくるんだか、笑えてくるんだか、なんかもうわからんね。
そんな時でも、どんな時でも、よぎる思いは会いたいなぁってだけなんだね。
人間てわけわかんないね。
いや人間を一括りにしたらアカンな。
そんな壮大なことが云いたいわけじゃあない。
広げる両手は小さいわけで。
目の前に広がった両手も決して大きくはなかったわけで。
でも私が、私だけが納まればそれでよかった。
それだけで私の世界はラブアンドピース。
なんだって愛せたし、なんだって許せた。
私は私が一番わかんないよ。
