ずっと部屋にこもってなにしているんだろう。
本を読んでもテレビ付けててもいかんせん集中力が続かない。
すぐにぼんやりとしてしまう。
家の中だと特にそうだ。
1日が長くも感じるし、やたら短くも感じる。
時間の流れも自分の感情もガバッガバだ。
今日、遺骨の前でじっと写真のかっちを見てた。
色んなかっちを思い返していた。
リアルで小さなやりとりが脳内を駆け巡る。
簡単に戻れる。
記憶の中では簡単にあの日より前に戻れる。
眠る時とかもさ、うちはセミダブルのベッドなんだけど、
どーしたって右側を空けて眠る。
歩く時、座る時、眠る時、いつでもかっちは私を左側に置いていた。
それが私は嬉しかった。
なんでだろう、昔から(自分の大切なものは左ポケットに入れる論)みたいなのが私にはあって。
かっちのことも左に置きたかったんだけど、かっちが私より先にポジションを確保してしまった ってだけのお話。
かっち的には無意識だったり、ただ単純に右側が心地好いとか、そんな大した理由はなかったと思う。
でも、なんだか私は嬉しかった。
かっちの左側に置いてもらえて嬉しかった。
1人じゃないぞー居るぞーと思いつつも、
物理的に1人寝がとてもしんどい。
寒いし、寂しいし、つまらないのだ。
寝返りを右に打っても、もう居ないって事実が辛くてしんどい。
でもスペースを空けないという選択肢はないんだ。
どーしたって空けてしまうのだから。
刷り込まれた習性。何年分だろうか。
私の身体や脳みそは完全にかっちと私の(おふたり様)仕様だ。
抗えるわけがない。