私がFFシリーズの中で一番好きな曲。
FF13の『サンレス水郷』だ。
私はFF13をプレイしていない。
かっちがやっていたのをたまーに横目で見てたりしたレベルだ。
じゃあなんでこの曲にひっかかったのか。
それは同じスクウェア・エニックスから出たリズムゲーム、『シアトリズム ファイナルファンタジー』をプレイしたからだ。
とある日曜日。電気屋のゲームコーナーを2人でうろうろしていた。
かっちが『ねーねーこれ面白そうだからやろーよ(訳:ぼっちやってよ俺見てたい)。』
と云って渡してきたのがそのシアトリズム。
リズムゲーかぁ~最近やってなかったしFFだしやろっかー ってなってかっちがいそいそとレジに持ってった。
家に帰るまでの電車の中でゲームの詳しい内容を携帯で調べる。
超ざっくり書くと、初代から13までのFF内で流れていたゲーム音楽を使用してのリズムゲーム これだけのことだ。
家に帰り、バリバリと封を空け、実際やってみたら楽しいのなんのって。
バトルフィールドで流れていた曲は勿論、オープニングの曲も出来るし、フィールドごとの曲もばっちり入っている。
初代と2は実際に私はプレイしたことなかったのだが、昔のタイトルだし耳馴染みはある。
でも13は新しいタイトルだったし、いかんせん横目で見ていたレベル。耳馴染み皆無だった。
手探りで13の曲もプレイしてみよう!と思って手をつけた。
ちなみにかっちは知ってるくせに、
『初見はぼっちに譲るわ~散々見て把握してから俺はやる~』
という狡さマックスな台詞を吐き捨てた。ぐぬぬ。
そこで出会った『サンレス水郷』。
フィールド曲だ。
初見なのに、耳馴染み皆無なのに、昔どこかで聞いたことのあるような安心感を感じた。
旋律の美しさは然ることながら曲構成にも痺れた。
イントロに惜しみなく1分使う とか、終わり方に多少の物足りなさを感じる部分 とか、何もかもが私のど真ん中、最大級のドストライクだったのだ。
気付けばサンレス水郷ばっかりのプレイになってしまい、かっちは見るのに飽きてようやっと自分でもプレイし始めた。
その後もドラクエのシアトリズム、FF14の曲を追加したFFシアトリズム カーテンコール なるものが発売され、全て買って全てやったけど、あそこまでの衝撃的な出会いはしていない。
かっちは呆れて笑ってた。
『ぼっちはまじでサンレス水郷狂いやなぁwww』って笑ってた。
今日久しぶりにi Tunesのシャッフルで流れてきて、そんなこと思い出した。
音楽とか、季節、匂いってその時の記憶を鮮明にしすぎることがある。
4分に満たない、短い短い曲なのに。
アホほど思い返して、アホほど泣いた。