白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

(心を込めて花束を)

私はブログを書く時、パソコンのiTunesでアーティストを選択してシャッフルにしながら書く率が非常に高い。

大音量ではなく、比較的小さい音で。

歌詞があまりにも頭に入ってきてしまうと文字が出てこなかったりするからだ。

 

今はサザンを流している。

アルバム5枚分くらいをシャッフルしながら書いている。新旧ごちゃごちゃ。

 

 

 

 

かっちも私もサザンが好きだ。

私は親の影響で小学生の頃から聞いている。

小学生でサザンが好きな子は周りにいなかった。

世代でいうと、ラルクグレイあっぱれ!な世代。

勿論どっちも好きだった。

謡曲とかがバンバン流れる音楽番組も録画して見るほど、音楽に対して(嫌い)がなかった。

 

でもサザンは別枠だ とも思っていた。

どうして周りの子は馬鹿にして笑って聞いてくれないんだろうか と悲しい気持ちになったこともあった。

かっこいい曲もあるよ。

泣ける曲もあるよ。

なのにどうしてだろう と。

今ならちょっと分かる。

ちょっとというか、うん、分かる。

エロい変な歌 という大きな先入観が間口を狭くしているんだろうなぁ とか。

小学生にその(エロい変な歌)のハードルは高い。

おっさんがマンピーだエロティカだなんだ歌ってハゲヅラ被ってたらそら異質だし、笑うわなそんなん。

 

 

小5の時にドラマ(透明人間)がめちゃくちゃ流行った。

その主題歌はサザンの(愛の言霊)だった。

みんなに『CD貸して!貸して!!』と云われてとても嬉しかった。

別に私が作ったものでもなんでもないのに、妙に誇らしいというかなんというか。

自分の好きなものを周りも好きになってくれるってことが、こんなにも嬉しいことなのか ってことをこの時初めて知った。

(中2の時に出た(TSUNAMI)でもおんなじ現象が起こってちょっと面白かった)。

 

 

 

 

 

かっちと初めてカラオケに行った時に、盛り上げ用の曲として確か(太陽は罪な奴)を元気よく歌った。

その次にかっちが入れたのが(みんなのうた)。

私の大好きな曲だ。

サザントークに花咲かせて、めちゃくちゃ楽しかった。

 

 

 

 

 

結婚式の時、かっちは入院していたのでお式の選曲などは全部私に託された状態だった。

 

入場の曲、乾杯の曲、手紙の曲、何曲も選んだ。

かっちが好きな曲、私が好きな曲、2人が好きな曲、合いそうだなぁって思った曲、ささやかな小さいお式にいっぱい、いっぱい(好き)を詰め込んだ。

 

でも、花束を両親に渡す時の曲はもう既に(これがいい!)と心に決めていた曲があった。

それが、サザンの(心を込めて花束を)という曲だ。

昔から、(叶うなら、結婚式で流したいなぁ)とぼんやりだけど思っていた。

そんなぼんやりとした思いだったけど、叶えることが出来た。

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幸せをもらってばっかりだなぁ。と、2人が好きだったものに触れると、今でもすんなりそんなこと思う。

好きなものを好きだと云えて、

それを迷わず肯定してくれる。

幸せだ。

サザンを聞くと、より思い出す光景。

 

 

なかなか受け入れてもらえなかった小学生の自分に伝えたい。

自分の大切にしているものをおんなじように大切にしてくれる人が現れるよ と。

そんで自分もその人のこと、大切にするんだ と。

その人に自分も、大切にしてもらえるんだよ と。

 

ランドセル背負ったままびっくりしてひっくり返りそうな話だなwww


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