白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

靴擦れさえも愛おしい

去年の今日はどうしていたかな。

そんな思いでカメラロールを辿る行為を最近してしまう。

自分の書いてた日記は冷静にまだ見返せないけど。

 

去年の今日は一緒に芋食べてた。

なんで芋wwwって思ったけど、その前日に答えはあった。

去年の昨日、私が友達んちに行ってその時にもらった焼き芋。

友達の実家からアホほど送られてきたものをおすそ分けしてもらったのだ。

それを一緒に食べてる写真がそこにはあった。

 

不思議だなぁ。

不思議な気持ちで写真を見る。

やっぱり物理で隣に居ないことが一番の違和感 というか不思議ポイントだ。

まだこんなんだよ。

いつになったら慣れる?

慣れる日くる?

それはそれでいやだなぁと思う。

かっちの座椅子を見つめながら、今思うこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラロールともう一個。

メモアプリにその日食べたもの、体調、副作用がどんなだったかを書き連ねていた。

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こんなの。

 

 

 

 

なんていうか。

すごく必死だった。

色んなことに必死だった。

かっちは自ら病気のことをあれやこれや調べたりしない。

調べたりすることを私が促したり強制したりしたくなかった。

 だから、必然的に私が調べる。

【扁平上皮 肺 脳転移】とか。

【ステージ4 肺 抗がん剤】とか。

履歴残しちゃったりして見つからないように、携帯から調べた。

検索魔だったね。いやほんとに。

私の放つ言葉と、お医者さんの放つ言葉がかっちの中では正しいことになる。

たくさんの検索結果に一喜一憂して、言葉を少し明るく、柔らかくしてかっちに伝える。

でもかっちと前向きでいられた日々は嘘じゃない。

かっちに大丈夫だよ と云った言葉は、私自身にも返ってくる。

自己暗示と云われればそれまでなんだけど。

無理して笑った日も勿論あった。それでも悲観100%ではなかった。

だって隣にはいつもかっちが居たから。

かっちが居れば、なんとでもなれる私の精神。

だから今こんななんだよ。

こんなボロボロ。

誰にもどうにもできない。

だって私のことなのに私がどうにもできない。

 

かっちが隣に居た時の自分まじつええって思うよ。

かっちの前で泣いたの2回だけだったし。

ずっとヘラヘラ笑って、一緒にがんばろうってスタンスを崩さなかった。

ほんと、今の自分からお花でも贈りたい。

心細かったね。恐かったね。優しくしてやりたくてしょうがない。

かっちを保たせられるの私だけだって根拠のない自信と図々しい責務に駆られてた。

実際、私がかっちに保たせられたんだ。

 

 

 

大好きだったし、今も大好き。

大切だったし、今も大切。

どこにこの気持ちを投げたらいいんだろう。

置いたらいいんだろう。

手探りで生きてる。

がんばらないといけないのに、動けない。

わかってるのに、動けない。


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