なぞる記4
検査入院に向けて、造影剤を入れてMRI。
この辺りから歩いていると急に傾くことが増えた。
だからしっかり手を繋いで歩いた。
転倒しない為ってのもあったけど、私は不安だったから。
きっとかっちもそういう気持ちだったと思う。
物理での温かさを手のひらでちゃんと確認出来て、大丈夫大丈夫って自己暗示。
最後の最後まで、私の自己暗示に(手を繋ぐ)は在った。
そして検査入院の日。ギリギリまで病院に居て、付き添った。
注射や管なんかより、カテーテル固定の為のテーピングを外した時がいっちばん痛かった!!!と謎の訴えをするかっち。
他にもあるだろうにwwwとかバカにして笑ってた。てかほんと、痛みとか苦痛に強い。
もっと大げさに云ってもいいんだよ って云っても泣き言ゼロ。
タフだなぁ すげぇなぁ やっぱ人じゃないのかもなぁ とかまじで思った。
その日は帰って、明日。
明日なんらかの結果が下るんだ。
そう思ったらやっぱり眠れなかった。
かっちからLINEが届く。
かっち(今日は長い時間ありがとうね~俺はもう寝るさかい!)
ぼっち(おうおう!私も12時には寝るさかい!今日はお疲れちゃん!!)
当然12時に眠れるわけはなく。
この日の物理日記には、(夜の越え方がわかんない)(頭と歯が痛いからロキソニン飲んだ)等、かっちのハートより大分弱いことが伺える。
タイムマシンを使えます でも歴史は変えてはいけません
そんなことがもしあったら私はこの翌日に飛んで、自分とかっちにとことん優しくしてやりたい。
根拠がなくても、大丈夫大丈夫 を沢山云ってやりたい。
これからはそんなことの連続なんだけども。
でも、この翌日に受けた第一の結果は、相当な破壊力を持ってた。