引越しの話ばっかになっちゃうけど、リアルタイムの私は今まじで引越しか一周忌のことしか頭にない。
バンドの方はみんなで新曲を同時進行で2曲作ったり、メイクのスタッフさんが付いてくれるかもしれない状況で、とても好調だ。
なのに1人になるとやっぱダメだね。
寂しさで人って殺せるんじゃないかな。
楽しい思いでをなぞってばかりいると、その時はすごく幸せなのに途端に寂しくなる。
寂しくなって、息苦しさと、何か乗っているような重たさが胸の辺りに広がる。
ずっと苦しい。
何件かの物件の内見をしていた。
物件って、ほんとうによく出来ている。
快速の停まる比較的大きな駅から歩いて5分の物件はとても狭くてユニットバス。
快速の停まらない何もない駅から歩いて17分の物件はとても広くて最新型エアコン2基完備。
どっちも家賃はどっこい。
妥協出来ないポイントと、しょうがないかなポイントを発揮しないとたちまちグズグズな物件探しになってしまう。
私はしょうがないかなポイントを発揮して、この【駅から徒歩17分物件】にほぼほぼ決めていたのだ。
内見を渋ってた時、村上さん(今回お世話になっている担当さん。勿論仮名)が、
『ここ、確実に家賃交渉いけると思います』
と、力強い言葉を放ったからだ。
家賃が下がってくれるなら17分歩こうじゃないか。
原付買おうと思ってたし、それもまぁそれで新生活だ。
なーんて思っていたら、村上さんまさかの家賃交渉失敗。
その日は完全にふりだしに戻ってしまった。
その後も色々見て回った。
快速の停まる駅から徒歩10分。
フルリノベーション済み。
ワンルームだけど30㎡もある。
お風呂は最新の追い炊き。
トイレにはウォシュレット完備。
キッチンカウンターまで付いている。
が!場所が大家さんちの2階。
という、プレッシャー極まりない物件にぶち当たってめちゃくちゃ悩んだ。
結局その日に答えは出ず、『友達に相談します…』と、持ち帰った。
出来るだけたくさんの人の意見を!と思って、メンバーを含め9人の友達に相談をした。(ほんとうにみんな急だったのにありがとうそれとメンゴ)
みんながみんな、(やめとけ)と云った。
(大家さんがいい人だったらとてもとてもいい物件)というのがみんなの意見。
私もそう思う。
今の大家さんは隣の一戸建てに住んでるおばあちゃんなんだけど、そらもーいい人で。
外で会うたびにちょっとお話をしたり、劣化したものはすぐに手配して交換してくれたり、果物くれたり。
でも(入居しなきゃわからない)状況下で、一戸建ての二階部分に住むのは恐過ぎるだろう と。
一番ストレートにきたのが、
(苦手な人だなぁって思いながら、下に気をずっと遣いながら毎日そこに帰るのか?)
という言葉。
あぁそうだ。気はもうね、そこまで遣いたくないんだった。って思い出した。
最低限の気は勿論遣うよ。
でも、余分な気は遣いたくないんだった。
そこまで余裕ないんだった。
翌日、村上さんに(やっぱここはアカンです。他探してもらえますか)と伝えた。
1人だったら、友達からの意見が聞けなかったらそこに決めてたかもしれないんだよなぁって思ったら、本当に自分の感覚が麻痺してるんだね今 って痛感した。
というか、なんかもうごっちゃになんだ感情が。
いつものことだけど。
(かっちが居ないならどこでもいいや)
と、
(かっちが居ないからどこでもよくないや)
が、混ざって、すっごい気持ち悪い。
元気ちょっともらってます。ありがとうエビ中。