白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

夏の越え方を教えて

今日はね、お義父さんとお義母さんがこっちまで来てくれた。

3人で牛タンを食べた。美味しかった。やっぱり張り切って食べたけど、ご飯少し残してしまった。

 

ご飯を食べた後、一緒にうちに来てくれた。

お義母さんが、『もう〇〇(かっち)がいるあのおうちには行けないもんね、行きたいな』と云ってくれたから。

 

お茶を用意している間に、2人はお線香を上げていた。

何か喋りかけながら。

今は実家にある分骨に、いつも手を重ねながら喋りかけているのだという。

分骨の分骨ってしちゃダメなんだっけ?

アクセサリーとか作ってる人もいるしいいんだよね…(不安)?

暫くひとりでそんなことを考えてた。

 

 

 

 

引越しの話を大体終えた後、かっち(遺骨ver)をいつ実家に連れていきましょうか?って切り出した。

そしたらお義父さんとお義母さんの顔色が変わった。

 

私は決して鋭いタイプではないと自負している。

人の心の動きに特化して敏感 ってわけでもないと思う。

ただ、2人の変わり様がとんでもなく分かり易かったのだ。

 

 

お義母さんが『あのね、お義父さんと2人で話し合ったんだけどね』と話し始めた。

云われたことをまとめると(自分用に整理も兼ねて)、

 

・やっぱり遺骨が傍にないとぼっちちゃんはどんどん寂しくなるんじゃないか?

・一番ぼっちちゃんがかわいそうなんだから、ぼっちちゃんの本音で動いて欲しい

・本当に実家に置いておいてもいいのか?

・私たちは大丈夫だよ、こっちに遺骨を連れてこなくてもいいよ?

 

ってなことを云われた。

泣きながら。

 

 

 

 

 

私のここ最近の情緒不安定さは、なんてこったい。お義父さんお義母さんにもまるっとお見通しだったようで。

なんだよ。一番分かり易いの私じゃんwwwって脳内セルフツッコミをした。

私はそんなことを云わせたかったんじゃないのに。

泣いちゃうくらい、しんどいことを云わせてしまった。

ほんと、ダメな娘が過ぎる。

だからちゃんと自分の本音を云ってきた。

本音には本音で。

ダメな娘はそれしか出来ぬ。

お義父さんお義母さん、私いっぱいいっぱいいっぱい心配かけてごめんね。

 

そら寂しいけど。

寂しいしどうなるかなんて全くわかんないけど。

でも、実家や家族、地元の話をしているかっちのことも、私は大好きだった。

産まれて育った場所で、最後は3人で過ごしてもらいたい。

そんなようなことを話した。

全部ほんとの気持ち。

 

『1個だけお願いあるんだけどいいっすか?』

とお伺いを立ててみた。

それは、一周忌の前夜、かっちの実家に泊まってもいい?って話。

2人は喜んで私のお願いを受けてくれた。

『ずっと泊まって欲しいくらいよw』って笑ってくれた。

 

やっぱ似てんだよなぁ。

お義父さんの一部分。

お義母さんの一部分。

そんなかっちの遺伝子が、もう好きだ。

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引越しの前に、かっち(遺骨ver)とかっちの実家に帰ろうと思う。

あちこち引っ張りまわしても疲れちゃうでしょう。

私の新しいおうちには、かっち(分骨ver)がやってくるし。

元かっちなことに変わりはない。

変わりはないから、寂しくはない。

んだと思いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中思い込みで出来てるって今は信じたい。

信じるから、思い込ませて欲しい。とことん。

私はこれから来る夏を越えなきゃいけない。

 

 

youtu.be

 苦しくて 切なくて 楽しくて 日が暮れる

って歌詞が好きだ。痛いけど。


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