白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

答え合わせをひとつっつしよう

この前の話。

飲み屋でたまたま隣の席になった女性と話をしていた。

楽しく飲んでたんだけど、話が恋愛話になってきて。

私は聞き手になっていた。

うんうん とか、そうっすよね~ とかの相槌を打ちながら。

 

『ぼっちちゃんは彼氏とかいないんですか?』

って聞かれた。

はじめましての人によく振られるこの手の話題。

変になんか、もう慣れていた。

特に隠したりはしてないから、聞かれたら毎回事実を云ってしまうのだ。

(聞かされた方の気持ち)とか、あれやこれや考えた時期もあったけど、それって別に私が考えることじゃないか。と切り替えた。

事実は揺るがない。

今はこのまま。

かわんない。

別にどーでもいいやってなってるわけではなくて、このことは私の中で内緒事にしたくなかった。

だから、『いやー結婚してたんですけど死別なんです』って云ってしまう。

 

 

私は【周りの人運】とか、【出会う人運】みたいなものがきっとすこぶるいいんだろう。

その後の会話ややりとりでそんなにいやな気持ちになったことがないから。

あとなにより、今、周りにいてくれる人たちに恵まれてるなって思うし。

 

世の中に同じ人間なんてひとりもいない。

10人いれば10通りの選択、苦悩、夢、葛藤、幸せ。

ひっくるめて人生の形ってやつがそれぞれに在って、ちょっと深い話になったり、励ましてもらったり、(聞かせてもらってよかったな、ありがたいな)って話や言葉をもらったり。そんなことが何度もあった。

 

 

 

 

話をその女性の話に戻して。

その女性から発せられた言葉は今までもらった言葉とは違っていた。

『すごいですね、ちゃんと立ち直ってて』

 

これ、数ヶ月前だったら勝手にすげーいやな気持ちになってたんだろうなぁ。

とか、なんかすんなり飲み込めた。

 

何を以って立ち直る のか、私にはわかんない。

わかんないから、わかんないけど、わかんないなりに考える。

八方美人をやめると決めてから、私はちょっと楽になった。

楽になった少し後から、雑さや諦めが追っかけてきた。

そのまま、その瞬間思ったことを口に出した。

『いやいやいや立ち直るってそんなそんなwww無理ですってwwwww』

って、笑った。

ほんと、まんまそう思ったから。

雑だな と思う。

思うけど、思ったことだ。

 

勿論その女性に悪意なんて微塵もなく(ほんとうにないと思った)、その後ですごく謝られた。

別に謝ってほしかったわけじゃない。

でも、こういうことなんだろうなぁってなんか思った。

 

前までの私だったら謝らせたくないから、適当に言葉を濁して、(うんまぁぼちぼちですね)とかなんとかそれらしい言葉をその場で繋いで、他の会話に移行させたりして。

んで、家に帰って思い出してもれなくへこむ。

みたいな。

別に私悪くないし。

その女性も悪くないし。

誰も悪くないことでなんで私がへこまなきゃいけなかったんだろう。

とか考えて、勝手に悲しくなるループ。

 

 

誰からも好かれたいとか、ビバ八方美人とか、真面目に私は思ってた。

だから昔の私は私のことを好きだった。

全方位に気を遣う、私を私は好きだった。

けど今、私の周りに居てくれる友達はみんな、過去の私が気を遣った先(だけ)に居る人たちではなかったってことに気付いたのだ。

私がバカなことをしても、トンチキなことを云っても、ダウナー極まりなくても、笑って、泣いて、手を取って、怒ってくれる。

 

じゃあもうよくない?

って、ストンと落ちた。

落ちるべきところに、ちゃんと落ちてくれた気がした。

 

 

 

 

八方美人をやめるということ。

まだまだこれから先、躓くことのありそうなテーマだけど。

とりあえずの答え合わせがちょこっとだけ出来た気がした。

 

 

 

 

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【第一回チキチキ!私的眠る前によく脳内に流れてくる曲選手権】 なるものがあったら上位入賞間違いないなって曲。


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