白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

答え合わせ

沢山映画を見ている今日この頃。
基本的になんでも楽しく見られるラッキーな人間だったんだけど、最近はもっぱらイヤミスや普通のミステリー、ヒューマン系のサスペンスを見て、うわーーーっていう負の気分が高まってきたら一気にコメディを見まくる
といったなんともトンチキな自宅映画鑑賞をしている。

全部なんでもいいや。今の感情で見られる映画を探すのが億劫 だけどなんか見たいって時はクレヨンしんちゃん一択。
またNetflixに戻ってきてくれたから、気付けば1ヵ月で4本しんちゃん映画を見ている。平和。
あとは映画じゃないんだけど、水曜どうでしょう
でもやっぱどうでしょうはかっちと見るのがめっちゃ面白かったから、今一人で見てもなぁ感がどこまでもついてくる。厄介な奴め。


かっちもなんでも楽しく見られる人間だったな。
特にスティーヴン・キングが好きだったから、ショーシャンク、グリーンマイル、ミストはかっちおすすめ作品として一緒に見た記憶。
今は洋画も邦画も関係なく見るけど、当時ほぼほぼ邦画しか見てこなかった私にとっては新世界だった。

かっちとはおうちでもよく一緒に映画鑑賞に勤しんでいたけど、これまたよく映画館にも行った。
映画館特有のワクワク感が2人とも大好きで、あとお互いポップコーンと炭酸好き。何見に行ったってあの空気感に当てられて笑ってた。

 

 

 

 

 

我々が毎回楽しみにしていた未完の作品のひとつに新劇場版エヴァンゲリオンがある。
いつも新作を心待ちにして、公開日が発表されるとどちらからというわけでもなく、おさらいとしてシリーズ見返したり、前作を見てからチケット予約する というのがいつものお決まりパターンだった。

この前見に行ってきたよ。シン・エヴァンゲリオン
かっちの中ではまだエヴァは終わってなくて、Qが最後になってしまっている。
Qを見に行った時、同時上映だった(巨神兵東京に現わる)に大興奮して、当時東京都現代美術館でやってた、庵野監督の特撮博物館に行ったんだよなぁ。懐かしい。ジオラマに感動して写真撮りまくった思い出。

これはシンが公開された2021年現在から遡ると9年前。2012年の私たちだ。
一緒に完結を見届けたかったけど、しかたない。
世の中では終わったもの、だけどかっちは終われてないもの。沢山あるけどこれはもうしかたないんだ。
脳内で(来られたよ、完結ちゃんと見られたよ)って報告しながら、ちゃんと終わりを見てきた。

 

まぁさ、こんなことまみれで。今回の映画のことみたいに特筆しなくたってこんなことは生活の中で山程あって。
それをなんとか自分の中だけで消化する過程や作業が最初はとても辛くて、しんどかった。
かっちが終わりを見たかった作品、もっと聞き続けたかった音楽、そんな素晴らしい娯楽たちは変わらず、生きる私の日々の中には溢れかえってて、あぁもうこれどうにかなりそうだって思ってた時期もあった。
でも、今は想いや記憶をなぞったり、一緒に楽しんでた日々を思い返したりすることで自分の情緒が保たれているように感じるの。

わかんないよ。今後も同じようにこう思えるかなんてわかんないけど、最近は穏やかに1人思い返して、脳内で思い出話してるみたいな。

 

個人の好みや見解は勿論、人の数だけ在るって思うけど。
私はエヴァの終わりは、とてもよかったと思う。答え合わせ沢山出来たよ。
なんて脳内会話。
かっちはなんて云うだろうなぁ。

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