熱海から帰ってきた自分。
確かな(なにか)を掴んだと思っていた。
てかあれだけの激励を受けて、気持ちはもう今すぐにでも色んな決断をして動きたい!!!って思ってた。
帰った翌日から謎の体調不良が続いた。
なんで。
気持ちはこんなに前に向けた気がしていたのに。
体が全然いうことをきかない。
なんで。
なんで。
今やらなきゃ。
今やらなきゃいけない。
そんな気持ちとは裏腹にどんどん悪くなる体調。
そうなってくると気持ちも陰りが目立つようになってくる。
上がるのはじわじわゆっくりだけど、落ちるのは一瞬だ。
時間と体調がどんどん削られ、気持ちもおんなじように削られた。
すぐかっちの会社に連絡して、話を聞きにいかないと。
(でも)、まだ体調が良くない。
(でも)、こんな状態で不安だな。
(だって)、こわい。
でも とか、だって とか、自分自身を否定するような言葉ばっかり浮かんできて、意気消沈。
腹括ったつもりだったのに、脆くてどうしようもなくなる。
そんな自分の弱さが堪らなくいやで、恥ずかしくて、またべそべそ泣く。
心療内科に行ったのも多分この時期。
体調がよくならないから血液検査をして、その結果がTHE・健康体だったことを受けて。
健康でないのは体ではなく精神でした っていう結果。
自分からすると、どっこも健康で健全なとこなんてないよ。
穴だらけだよ。
そんな思いしかなかった。
それは今でも思うことだけど。
ずっと塞がらないんだ。
ただそれを人から指摘されること。
(こうしていきましょうね~)って提案されること。
それが恐かったように思う。
かっちが死んじゃって100日目の11月6日。
その翌日の7日に、かっちの会社に連絡することが出来た。
ここに至るまで、長いことかかったように感じた。
感じていた。
でも物理的な時間でいうと半月ちょいくらいしか経ってないことに驚いた。
もっと長い時間、悩んでうじうじしていたように思えていたから。
この日や、この日の前に何か劇的なことでもあったのかと問われれば、(そんなことはない)のである。
転機になることとか、きっかけとか、そんな大きなことはなかったと思う。
些細なきっかけになったことはあったのかもしれない。
けど、本当にかっちのことばかり考えて、部屋で泣いてばかりいた。
心療内科も結局あの最初の1回しか行っていない。
自分が自分でもわからないのだ。
今も。
どうして動けたんだか、上手いこと云えなくてごめん。
ごめんなんだけど、自分自身理解してないことは説明しようがない。
そんな(なんでだろう)が渦巻く中、かっちの会社で話をする日を決めた。
(今私の脳内では赤青ジャージのテツトモさんが元気に歌って動いている)。