白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

(50回目のやだ)3クール目終了間近

私が選ぶ、どれもこれもが正解なんだって。

何したっていい。

どこにいったっていい。

何を選んだって、誰も何も云わないし、お前を否定する言葉なんて、お父さんが云わせないよ って云ってくれた。

守られてるんだよなぁ。十分守られてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

もうそろそろ(50回目のやだ)に到達してしまうかもしれない。

 

腐れ縁友達に前に云われたのだ。

『やだやだ云ってていいよ。俺お前のやだ全部聞いてやるよ。でも(やだ)を50回重ねたら、1回何かしら動かないとダメだ』 と。

だから私はやだやだ云いまくった。

 

かっちが居ないのがやだ。

私が1人なのがやだ。

なんでも自分で選ばなきゃいけないのがやだ。

周りとの温度差がやだ。

勝手な自分がやだ。

とんちんかんで過剰な想いをぶつけられるのがやだ。

幸せそうな夫婦を見るのがやだ。

それをやだと思う私がやだ。

闘病中、おじいさん、おばあさんを見ると(もーいいじゃん、1年くらい寿命ちょうだいよ)って思ってた自分がやだ。こわい。

それを時たま思い出しちゃって自己嫌悪するのがやだ。

寂しいのがやだ。

夜がやだ。

でも昼のがもっとやだ。

すぐ体調崩す自分がやだ。

周りの目を気にする性格がやだ。

病気がやだ。

有名人の癌について取り上げるニュースとかワイドショーがやだ。

抗がん剤を否定してそれを押し付けようとする人がやだ。

これからもかっちが生きていない事実がやだ。

 

もっともっとある。

これ以上はここに書けないようなやだばっかり。

もっと汚くて、浅ましくて、こわいやだばっかり。

誰かを不快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。

でもやなんだ。ごめん。ごめんなさい。

 

 

やだが溜まったら、1回動く。

最初は(友達、知り合いからの連絡を返信すること)にした。

それでも全員には返せなかった。

返信不要だよ にいっぱい、甘えさせてもらった。

 

2回目は(手続き関係を少し進める)にした。

これだって完璧ではない。お母さんやかっちの会社の人に大分助けてもらっている。

 

 

 

そろそろ3回目が溜まりそうな気がする。

何をしよう。何を選ぼう。

すべきことがきっといっぱいあるはずなのに、取捨選択することがとても恐い。

あの日から自分に自信が全くないのだ。

 


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