私が選ぶ、どれもこれもが正解なんだって。
何したっていい。
どこにいったっていい。
何を選んだって、誰も何も云わないし、お前を否定する言葉なんて、お父さんが云わせないよ って云ってくれた。
守られてるんだよなぁ。十分守られてる。
もうそろそろ(50回目のやだ)に到達してしまうかもしれない。
腐れ縁友達に前に云われたのだ。
『やだやだ云ってていいよ。俺お前のやだ全部聞いてやるよ。でも(やだ)を50回重ねたら、1回何かしら動かないとダメだ』 と。
だから私はやだやだ云いまくった。
かっちが居ないのがやだ。
私が1人なのがやだ。
なんでも自分で選ばなきゃいけないのがやだ。
周りとの温度差がやだ。
勝手な自分がやだ。
とんちんかんで過剰な想いをぶつけられるのがやだ。
幸せそうな夫婦を見るのがやだ。
それをやだと思う私がやだ。
闘病中、おじいさん、おばあさんを見ると(もーいいじゃん、1年くらい寿命ちょうだいよ)って思ってた自分がやだ。こわい。
それを時たま思い出しちゃって自己嫌悪するのがやだ。
寂しいのがやだ。
夜がやだ。
でも昼のがもっとやだ。
すぐ体調崩す自分がやだ。
周りの目を気にする性格がやだ。
病気がやだ。
有名人の癌について取り上げるニュースとかワイドショーがやだ。
抗がん剤を否定してそれを押し付けようとする人がやだ。
これからもかっちが生きていない事実がやだ。
もっともっとある。
これ以上はここに書けないようなやだばっかり。
もっと汚くて、浅ましくて、こわいやだばっかり。
誰かを不快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。
でもやなんだ。ごめん。ごめんなさい。
やだが溜まったら、1回動く。
最初は(友達、知り合いからの連絡を返信すること)にした。
それでも全員には返せなかった。
返信不要だよ にいっぱい、甘えさせてもらった。
2回目は(手続き関係を少し進める)にした。
これだって完璧ではない。お母さんやかっちの会社の人に大分助けてもらっている。
そろそろ3回目が溜まりそうな気がする。
何をしよう。何を選ぼう。
すべきことがきっといっぱいあるはずなのに、取捨選択することがとても恐い。
あの日から自分に自信が全くないのだ。