白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

大好物と大切な人

今年は出来るだけ嘘をつかないようにしたいです。

ご無沙汰してます。ぼっちです。生きてます。

 

 

 

 

年明けから、なんか気持ちが、なんだろう。とてもよくなくて。

体調も去年の11月頭位からなんとなく悪くって。

熱出て、下がって、咳出て、また熱出て の治り切らないループがずっと続いてて。

どーしたって私の誕生日、クリスマス、年末、年始、かっちの誕生日までのフルコンボ時期がしんどくて。

もやもやばっかり。

精神的にも苦しかった。

当たり前にみんな寄り添ってくれるけど、

やっぱり時差みたいなのを常日頃感じてしまうのは否めない。

もういい加減それ自体には慣れてきた。

しょうがない。自分がおかしいんだ。いかんせんイレギュラーなんだもの。ってすっと飲み込めるようにもなった。

時間ってやつが私を少し、生きやすいようにしてくれたのはこの部分が大半を占めているのかもな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も年始にさ、かっちの実家に行ったんだよ。

正直、ブログ書いてなかった間に自分の両親とちょっといろいろあって。

それも後々吐き出せたらいいんだけど。まぁ今はいいや。

なもんで今年のお正月、実家には帰れていない。

かっちの実家はやっぱりいつでも落ち着く。

お義父さんもお義母さんもゆっくーり喋る人で、そのリズムがいつだって私には心地よいし、私には正解なのだ。

 

かっちがいなくなってから4回目のお正月。

毎回行くと必ず出てくる料理がサラスパとエビフライ。

これはかっちの実家での大好物だ。

かっちと一緒に帰る時も毎回この二品はテーブルの上で我々を待ち構えている。

 

私はこれらを、かっちがいなくなってからもずっと食べてるんだな ってことに今年、初めてちゃんと気が付いた。

 

というのも、その日は夜にお義姉さんが夜ご飯を食べにくる予定だったらしく、お義父さんとお義母さんはおせちを軽くつまむだけにするね~って話だったのよ。

私が行ったのは昼間だったから、小食の二人は夜ご飯の為に胃袋を少し空けておきたいと。

だから私もおせちだけつまむ気満々だったのに、冷蔵庫からエビ2尾とサラスパてんこ盛りを出してきた。

(えっ それ私だけの為に揚げるの?いいよいいよおせち沢山食べますよ!)

って勿論云った。

だけどお義母さんは(いーのいーの作りたいの!)ってエビ2尾をあっという間にエビフライに変えた。なんでや!と正直ちょっとビビった。

 

んで、ご飯食べようってなって、私がサラスパとエビフライとおせちを食べてったらお義父さんもお義母さんも全然食べないで、ニコニコした顔で私を見てるの。

私が生きて、私がかっちの両親の前で、かっちの好物を食べる。

振り返れば毎年そうだった。

 

私は勝手だ。とても勝手な人間だ。

だから想ってしまう。

お義父さんとお義母さんだけは、私の姿を見て、かっちの影でもなんでもいい。

なんでもいいからかっちを感じていてほしい。とか願ってしまっていた。

それが人によってはしんどいとか、辛いことかもしれないのに。

どんどん昔のことみたいになってちゃって、

はて。かっちとの日々は私だけが見てた夢か幻だったのかな って思うような毎日の中で、

実家の両親に何も云えなくて、

私にかっちがいたことがなかったことみたいになってくのがひたすら嫌だって思ってたから。

余計にそんなこと願ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、東京に戻った私は

(かっちの代わりに成れてるのかな、私)

って、友達に打ち明けてみたら、

(誰もかっちさんの代わりになんて成れねーよバーカ)

って至極真っ当なことを云われた。ですよねー。

(ぼっちのことをひとりの娘として、自分の息子が選んだ大切なお嫁さんとして、大事にしてくれて想ってくれてるんだよ)

って。

 

生きてる意味とか、理由とか、これだ!ってものはわからないし降ってこないけど、

私はこの二人が元気で生きていてくれてる間は、ちゃんと今の私を見せないといけないな って実感した。

 

 

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