白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

髪を切ってカレーを食べて、仲直りした日

昨日の夜のこと。

えんちゃんとの電話で自分を否定しまくって、悲しいことばっかり云い散らかした。

痛いところを容赦なく突かれて、それでも俺はぼっちの味方だよ と云ってくれる彼を振り切った。

 

何にもわかんないくせに

何にもわかってないくせに

もう全部やなんだよ

 

曝け出すと、こんなバカなこと思ってた。

 

 

 

 

慌てて電話を切って、暫く横になりながらあれやこれや考えた。

私がこんなに私に呆れているのだ。

えんちゃんもさぞや疲れたろう。

てか、そうなんだよな。

何にもわかんないくせに とか思ってたけど。

何にもわからないのに根気良く付き合いすぎなんだよあいつ。

私がえんちゃんの好きなところは沢山ある。

その中の(正しすぎない)ところに何度も何度も救われてきたなぁ。

正しすぎないけど、いつも私に、自分に正直なところ。

 

 

ちゃんと謝って、それから、ありがとうを云わなきゃな。

確かにちゃんとはまだ生きれない。

それから、ちゃんともまだ死ねない。

日本語おかしいのはスルーで頼む。

まだ、どっちにも振り抜けない。

でも、私というこんな人間にちゃんと向き合ってくれて、ありがとうって云いたい。

その前にちゃんと謝らないと。

 

彼が好いてくれている私を悪者みたいに云った。

彼が信じてくれている私を廃人みたいに扱った。

いけないことだ。

悪いことだ。

こんなどうしようもない私でも、(悪いことしたら早めに謝る)というごく普通、でもなかなかに難しい(当たり前)を知っていいる。

これはかっちに憧れた私が昔に会得した技だ。

これを使ってちゃんとごめんなさいしよう。

そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、つまり今日。ランチタイムが終わりそうなくらいの時間。

私とえんちゃんはカレー屋さんに居た。

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謎のゲーム。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日寝る前に、LINEで(ごめんね、ありがとう、今度はちゃんと会って話したいっす)的なことを送った。

昼前に起きて、なんとなく美容院に行こうと思った。

お葬式の前にばっさり切って、髪の毛を黒くして以来、伸ばしっぱなしだった私の毛。

私の髪の毛遍歴はかなりトンデモなラインナップになっている。

刈り上げたり、前髪の裏だけ金髪だったり、緑やピンクにしたり、パーマ、エクステetc…

とにかくやりたい放題だった。

 

今みたいなショートで黒髪1色は、中学生ぶりとかだと思う。

7月、私の髪の毛は鎖骨くらいまでのボブで、毛先だけブリーチして、そこに赤を自分で入れていた。

そんなアホ丸出しな髪の毛で喪主とかちょっとアレやなぁ と、自分でなんとなく思い、一気に(普通の髪型)に擬態することにした。

それが8月。

今は12月。4ヶ月も美容院行かずな生活は本当に久しぶりだ。

ということで、伸ばす為にサイドを少なくして、揃えてもらう というなんとも普通のことをしてもらおうと思った。

 

 

美容院に着いて、当たり障りのない話をしながらどんどん黒い束が目の前から落ちてく。

そうしていたら、私の電話が鳴った。

えんちゃんだ。

出てみると、『今日昼一緒に食おうぜ。』と。

終わりそうな時間を告げて、電話を切った。

 

レスポンスの速さにびびった。

と同時に、えんちゃんも一緒なのかなぁと思った。

ごちゃごちゃしてることは、早く解決したい。

それが理由のわかってることなら尚更。

 

 

 

 

私の好きな漫画に、

【どうにもならない他人の気持ちはあきらめて どうにかなる自分の気持ちだけ変えませんか】

という好きな言葉がある。

超ごもっともなのだ。

前に書いた、連絡連投の元友人とかのことはあきらめた。

自分の気持ちを変えた。

でも、それでもやっぱりあきらめられない他人は居るよ。

私はそう思う。

 

 

 

 

 

そんで、なぜかカレーを2人で食べたのだ。

 

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チキンカレー。

 

やっぱ手伝ってもらった。

云う前に手をカレーやナンに伸ばせてくれる。

そういう人だ。

傍からみたら(ただお腹すいてるだけなんじゃね?)とか、(勝手に食べるとかないわー)とか、思うかもしれない。

てか私が大事に思っている人たちを美化しているのかもしれない。

でも、それは間違いではない。

事実、私は気持ちを少し、助けてもらっているから。

 

 

 

 

カレーを食べながら、いつもみたいにどーだっていい話をする。

その途中で、前置きもなんもなしに『ごめんなさい』をした。

えんちゃんは『お前はまた謝って…だからさぁ』と云ったのを遮って、

『違います!これはありがとうが前提のごめんなさいです!!!』と少し声を張って、そう云った。

 

えんちゃんはすぐに笑いながら、お前はほんとにバカだなぁ~と云って、カレーを食べた。

いいよ。って云って、またどーだっていい話に戻る。

 

 

 

前にも書いた、(周りの人の目と手で生かされている)をまた実感した。

今までは(かっちに生かされていた私)だった。はず。

自分の知らない自分が自分の中に居るから(自分多すぎwww)、上手くいかないのはしょうがないことなのかもしれない。

変わることは正直こわい。

自分も、他人もこわいことはおんなじだ。

それでも私はやっぱりひとりではない。

と、強く自己暗示をかける。

実態もある。

だから、上手くいかない日も、許してもらえる限り生きなきゃいけないのかもしれないなぁ。となんとなく、思った。

 

 

そんな1日だった。

髪を切ってカレーを食べて、仲直りした日 じゃなくて、

髪を切ってカレーを食べて、許された日 なのかもしれない。

 

 


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