白魔道士になりたい

常にFLASHBACK

かっちと私の2月

ベタなことがとても好きな私は。
2月は勿論、豆まきして、恵方巻頬張って、チョコをせっせとこさえてたなぁ って過去の自分を振り返る。

 

スーパーで売ってる豆まきセットには鬼の仮面が入ってて、その年によってかっちが鬼役やったり、私が鬼役やったり。
鬼役はとてもコミカルな動きでおうちの中を動き回らなくてはいけないルールで、(一通り動いたな…)と、(もう豆の残機がない…)が一致するタイミングを見計らって玄関から逃げてゆく という、きっとどのご家庭でも通用するであろういわゆるベーシックな豆まきを楽しんでいた。

んで、仮面外して(おつかれーーwww)的な感じでお互いの健闘を称え、方角調べて、無言で恵方巻を食らう。
までが我が家の愉快な節分というイベントだった。
あれ楽しかったなぁ。
他の誰かとあのトンチキ豆まきをしてる想像が私には全く出来ない。
かっちとしか出来ない。多分。

 

 

 

 


バレンタインは基本作ってたけど、めっちゃ忙しいタイミングとかは既製品のちょっとええチョコを献上システム。
かっちはチョコが好きだ。ケーキもチョコケーキ派。
だから作るときは気合入れて臨むし、規制品選ぶ時も真剣。
プラザとかロフトでかわいいメッセージカード買って、ちょっとした手紙書いて、チョコと一緒に渡してた。毎年。
どっちだって、なんだってよかったんだよなぁ。

 

お葬式の時、棺に入れるものを探したりしていた時。
家の掃除や整理をしてたらBEAMSの箱が出てきた。

オレンジの蓋を開けたら、8年分の私からかっちに宛てた手紙がぎっしり入ってた。
正直お葬式前後の記憶って、今もなんだかとても曖昧で。
なんだけど、これははっきり覚えてる。

 

山ほどある手紙やメッセージカードを時系列順に並べて読んでみた。
私が一番最初に手紙を送ったのって、バレンタインだったんだ。

 


かっちと出会うまで、料理や自炊をほぼしてこなかった私が、かっちと迎える初めてのバレンタイン。
前にも書いたなこれ。って思ったので貼っとくね。自分用に。バレンタインde太田胃散事変。
http://hitoribocchi17.hatenablog.com/entry/2017/02/10/014556

 

 

 

 


手紙やメッセージカードは全部棺に入れた。
私がかっちにあげたものだし。
こんなくっそ昔のものまでとっといてくれてたんだ って思った。と、思う。
かっちと豆まきやりたいなぁ。
バレンタインもやりたいなぁ。
なんて過去をなぞる休日です。今日はもうそういう日。

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